元ST(言語聴覚士)のブログ

STのあれこれをアウトプット

失語症自主訓練プリント第2弾

引き続き

失語症の方向けの

自主訓練プリントについてのお話です。

 

前回ご紹介したドリル集

st1000.hatenablog.com

この教材がなくても

ネットで検索したものを

失語症の自主訓練課題として

活用できるものが沢山あります。

 

今日はその一部をご紹介します。

 

 

模写も難しいような方に使用していました。

ひらがな単語練習プリント | ぷりんときっず

のなぞり書きのプリント。

子供向けになっていますが、

イラストもあり、高頻度語の単語が多く

十分活用できました。

 

 

 

☆カテゴリー分類の課題としては

小学生 国語 語彙【上位語と下位語】 練習問題プリント (小学3年生から)|ちびむすドリル【小学生】

語想起課題もプラスしたりすることで

レベルに応じて色々と応用が利くかと思います。

 

 

 

☆同じサイト内ですが、

文字入れクイズ | ぷりんときっず

音韻選択課題として使えるかと思います。

ただモーラ数が多い単語ばかりなので

結構難易度が高いかもしれません。

 

 

 

短文レベルの課題としてはこちら

文を作ろうプリント | ぷりんときっず

イラストを見て、選択肢の中から

適した単語を選択し、文を作成するという課題です。

 

 

 

☆動詞の理解に焦点をあてるならこちら

言葉の練習プリント(語彙力アップ)|ちびむすドリル【小学生】

 

 

 

☆文章レベルの読解課題としてはこちら

小学生 国語 文章問題(読解) 無料プリント|ちびむすドリル【小学生】

国語の文章問題がいくつかあります。

音読にも使えます。

 

 

 

まだまだ他にも

様々なプリントが無料で載っています。

 

書字が難しい方には

線で結んで答えるものや

答えを丸で囲むような課題にすると

ストレスが軽減されて自主訓練も行っていただけると思います。

 

 

 

現在私も

少しでも失語症の方が活用できそうな

自主訓練課題を作成しています。

 

出来上がり次第

順次アップしていきたいと思います。 

 

失語症自主訓練プリント

病院勤務だった頃も

活用していましたが

 

失語症の患者様への

自主訓練課題プリント。

 

 

訪問リハビリでは必須でした。

週に一回の利用の方が

ほとんどでしたので

宿題のプリントをお渡しして

自主訓練を行っていただいていました。

 

 

今日は失語症の方の自主訓練用の

プリントに関してのお話です。

 

 

病院勤務時代は主に

「横浜コミュニケーション障害研究会」の

サイトにあった印刷可能なプリントを

使用していました。無料でしたので、

大変便利で活用させていただいていました。

(現在は有料になったとか…)

 

 

 

オススメはこちらの教材

(1~9巻まであります。)

1ページごとに切り取ることができて、

コピーがしやすいです。

(ただ収納を考えないとバラバラになってしまいます。)

 

↓ ↓ ↓

 

1巻は「語想起(名詞)の改善をめざす」です。

 

重度の方向けの

絵と文字のマッチング課題(絵に対して単語3択)や

絵に対して漢字の一部が表記されていて、

書称のヒントになっている課題、

書称課題(モーラ数に分けられています)、

動作に関連する絵を選択して書称する課題、

説明文に該当する名詞を想起する課題(選択肢あり・なし)

などといった内容です。

 

 

 

 

2巻は「意味・音韻面から語想起(名詞)の改善をめざす」です。

絵をカテゴリー分類する課題や

絵と文字のマッチング+モーラ数を〇の数で示す課題、

語頭音ヒントありの書称課題

等、音韻に焦点をあてている課題が中心になっています。

 

 

 

 

 

 

3巻は動作・状態を表す語(動詞・形容詞・形容動詞)の改善をめざす」です。

ヒントとして絵があるもの、絵がないもの、

選択肢があるもの、ないものと

様々な動詞・形容詞・形容動詞の課題があります。

軽度~中等度の方向けかと思います。

 

 

 

 

 

4巻は「漢字・仮名の改善をめざす」です。

絵に対して正しい漢字単語を選択する、

仮名文字部分を漢字で書く(選択肢あり・なし)

漢字単語を仮名文字にする(選択肢あり・なし)

等、音韻を意識した課題として使うことが多かったです。

 

 

5巻以降は(9巻まであります)、

結構難易度が高いので、

軽度の方向けなのかなあと思います。

軽度失語症の方にとっては

とても役に立つ課題が沢山ですので

あると大変便利です。

 

でも私は1巻2巻をメインに使うことが多かったです。

 

といってもこの教材があったのは

病院勤務の時だったので、

訪問リハビリでは

いろいろなサイトから

プリントアウトして使ってました。

 

次回は自主訓練プリント第2弾!

おススメの無料で印刷できるサイトを

ご紹介したいと思います。

 

 

いちSTのオススメ

 STの仕事は分野が幅広く

知識は重要です。

 

 

そして実際に

勉強会等で実技を学ぶことは

臨床に大いに役に立ちます。

 

 

 

私も数多くの勉強会に参加した経験があります。

(子供が生まれてからは敷居が高くなりましたが…)

 

 

グループワークや

質問に答える等、

私は本当に苦手でした。

 

 

人前で話をすることが苦手な上、

自分の意見に自信を持てなかったからです。

 

 

 

しかし

こんな人見知りで

自分の意見を言うのが苦手な私でも

ストレスなく参加できて

尚且つ

本当に臨床に役に立った

勉強会を紹介します。

(私の個人的意見です!)

 

 

 

嚥下障害・構音障害に関しては

知識・技術・人柄

すべてにおいて

勉強になること間違いなし

 

 

誠愛リハビリテーション病院の

長谷川 和子先生

 

の講習会は本当におススメです!

 

 

長谷川先生の患者様に対する姿勢や

言葉がけ一つ一つが本当に丁寧で

「こんな素敵な先生だったら、

誰もがリハビリを受けたくなるだろうなぁ」

と毎回思っていたのを思い出します。

 

笑顔もチャーミングで

知識・技術は本当に素晴らしく

何度も勉強会に足を運びました。

 

 

長谷川先生を激推しした所で

 

 

 

失語症」や「高次脳機能障害」の分野は?

と言いますと…

 

苦手意識から

積極的に参加することが少なかったのですが(/ω\)

 

一つの訓練法として勉強になったのは

全体構造法(JIST)

です。

 

講習会では

結構年齢層が幅広く

経験年数に関係なく

参加しやすいかと思います。

 

全体構造法初心者にとっては

一回の講習会で習得するのは難しいので

何度か参加することが必要かと思います。

 

 

理解を深めるために

 こちらの書籍も参考になります。

↓ ↓ ↓ 

 

 

 

 

そして

学生時代からの愛読書

こちら ↓ ↓ ↓

 

 

 

 

 

書籍だけの紹介になってしまいましたが、

この小嶋先生の本は

症例別に訓練法が載っていて

大変わかりやすいですし、

 

私的には

報告書やカルテ等の記載に使用する

言葉(用語)が勉強になりました。

 

専門書はちょっとお高いですが、

断捨離した本棚の中で

残っている失語症の本です。

 

育休明けの久しぶりの臨床でも

よく手に取って参考にしていたものです。

 

 

 

以上

私一STのオススメの先生・書籍の

紹介でした。

ブログ開設

STとして初めて勤務したのは

回復期病院でした。

市内でも有名なリハビリ病院で、

リハスタッフだけで当時30名近くいました。

(現在は60名超えとか…)

 

 

勉強会も多く、

PTOTとの関わりも多かったです。

(ボバース系の方が多かった)

 

産休・育休を2回程取得し、

勤続10年目に退職。

 

 

ずっと経験してみたいと思っていた

訪問リハビリの事業所に再就職。

STは初の採用でした。

 

 

訪問リハビリはトータルで2年程勤務し、

現在は

色々ありまして、

訪問リハビリの事業所を退職しました。

 

 

 

 

そして退職したばかりの今の心境は、

 

STの仕事から一旦離れてみよう

 

という気持ちです。

(このことは後々ブログで綴れたらと思っています)

 

 

 

 

ということで、

元STという立場で発信していこうと思っています。

 

 

 

  • 患者様に使っていただけるプリント課題作成
  • ST開設時に役に立ったものの紹介
  • STとしてのあれこれ

 

等々、マイペースでブログに綴っていきたいと思っています。

 

よろしくお願いします。